社内備品とうなぎパイ

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健康診断:新世紀(ライジング)

年に一度のテンションだだ下がり系イベント、健康診断。とうとう明日、やってきてしまう。

健康診断に良い思い出は一つとしてない。血液検査→身体測定→視力検査→問診→胸部レントゲン→聴力検査→乳がん検診→婦人科検診の順で回るのですが、毎年血液検査で律儀に倒れているので人より倍時間がかかる。すべて終えたころにはボロボロの土人形のようになっており、その後会社に戻って仕事など夢のまた夢。血を大量に採取されて後日返ってきた診断結果を見たら「あなたの血は薄いです、血圧もかなり低いです」的なことが書かれていたりして、いやそんなことわかってるけど、だから倒れてるんだけど、みたいな。そんなテンション下がるだけの体調不良イベント、健康診断が2014年9月、再びやってきたぞ〜!!


って無理やりテンション上げられたら楽なんだけど、全然テンション上がらない。こうやって健康診断について書いてるだけで貧血起こしそうになってる。仕方がないので、健康診断はこうあって欲しいという願望を書きます。近い未来、実現されて欲しい。

1.問診票の質問事項が少ない
病院によって異なるのかもしれませんが、私の会社が使っている病院の問診票はやたら長い。食生活とか細かく聞いてくるんだけど、1週間のうち油はどれくらい摂るかとか塩はどのくらい食べるかとか、知らねえっつうんだよ。あとウエスト書く欄、単純に家にメジャーがないので測れない。身体測定で測ってくれればええやん。

2.血液検査は指にちょっと針を刺すだけで終わり
切に願っている。私は知ってるんだ。もうそういう検査方法は発明されてるんだってな。
http://wired.jp/2014/08/10/new-blood-test-vol12/
一刻も早く導入しろ!!! さもないと私はずっと毎年検査中に倒れ続けるんだぞ!!!

3.乳がん検診は笑ってもいい状況にしてほしい
あれ、くすぐったさと自分の姿の滑稽さがマッチして途中すごく笑えてくるので、笑ってもいい状況にしてほしい。ごっつええ流すとか。

4.婦人科検診の椅子の角度が急すぎる気がするのでもっと緩やかにしてほしい
体感だけど恐らく45°はいってるんじゃないかな、と思うよね。あれ、落ちるなこれ…って思ってどうしても腹筋に力が入ってしまって、医者に「力抜いてくださーい」って言われるね。いや、頭から落ちますでしょ。力抜いたら。って思って力を抜かないと、医者がそのまま容赦なくコトを進めてくるんだね。その時ばかりはさすがに種付けされる牝牛のことを考えるね。それと同時に、生きとし生けるものの尊厳とは何かを深く深く考えてしまうんだね。


5.検尿は病院でする
朝、取ってきてくださいとか言われるでしょう。で、提出するのは午後だったりするでしょう。採取してから提出するまではまあ当たり前ですけど私の鞄の中に自分の尿が入ってるわけですわ。
これ、異常じゃない?
冷静に考えて異常じゃない? いや、誤解を招かないように言っておくけど尿道カテーテル使用されている方の尿バッグとかは別ですよ。あれは必要なものですから。私が言いたいのはなんでお守りみたいに試験管的入れ物に入れて尿をいそいそ運ばなくてはならないのかということなんだ!!! この間セブのサントニーニョ教会に行って、ショップをのぞいたら聖水入れる容器みたいなのを売ってたんですけど、あんな感じ。あんな感じだよ。まさに聖水だよ。


健康診断は素晴らしいと思う。病気を未然に防ぐことができるし、早期発見にも役立つ。だからこそ、健康診断をもっと…なんていうんだろう…気軽だとおかしいし…楽しいっていうのもなんか違う気がする…ポップ? ポップな感じ? もっとインタラスティングっていうか…とりあえずそんな感じになって欲しい。


明日、健康診断超サボりたい。

ちなみに名前の由来はよくわからない

この度の盲導犬に関するニュースを聞いて昔のことをいろいろ思い出しましたのでここで書いておこうかと思います。


我が家で飼っていた猫はすげえデカくてちょっとした小型犬くらいだったら余裕で勝てるくらいの貫録があった。

まだあの国民的憂鬱系ライトノベルが世に出回る前のこと、キョンという名前を付けられたその猫は、9年前まで我が家にいて、心臓の病気で亡くなった。何歳だったのかはよくわからない。拾われた猫をもらってきたので、キョンが何歳だったのか、今までどこにいたのか、うちに来る前はどうやって生きていたのかよくわからない。

拾われた時からキョンは暴れまくっていた。おそらく野良だろう、というのが大人たちの見解だったし私もまあそうだろうなと思った。両手に収まるくらい小さかったキョンはビャービャー鳴きながらマンションの管理人室を駆け回っていて、これくらい元気な猫が家の中にいれば家の中も明るくなるんじゃないか、と思わされた。

実際はかなり大変で、キョンは元野良猫のせいか外にめちゃくちゃ出たがりだった。顔立ちの整ったきれいな猫だったし、猫には珍しく構ってもらいたがりで人懐っこい性格だったこともあってか、人が出かける隙を狙って家を抜け出し、マンションの庭で大の字で寝ていたり、住人から餌をもらったり、よそのうちに上がってくつろいでいたこともあった。朝家を出て、昼は外で遊んで、夜になると帰ってくるという夏休みの小学生のような生活をキョンは送っていた。外は危ないということをわかっていたのかは知らないけれど、少なくとも私の知っている限りマンションの敷地外には出ていなかったし、(何回か敷地外に出してみようと試みたことがあるんだけれど、その都度ものすごいスピードで敷地内に戻ってしまった)あんまりよくない気がするけど、これがキョンの生活スタイルなのかもなあ、と思いながら毎日を過ごしていた。

ある日、帰ってきたキョンを見て驚いた。白い毛の部分にマジックで落書きがしてあったからだ。濡れたタオルで拭いても落ちなかったから多分油性だったと思う。どう考えてもいたずらだった。
いたずらはその後何回も続いた。人懐っこいキョンは、知らない人でも警戒せずにすぐ寝転がって遊んでもらおうとするところがあった。だからいたずらしやすかったんだろう。これ以上外に出すとまたいたずらされると思い、その日から外に出たがるキョンを無理やり中に押し込みながら登校する日々が始まった。

キョンのストレスは日に日に増大していった。大きな声で鳴くようになり、トイレの場所を守らなくなった。なるべくストレスを減らそうと一緒に遊んだりしたけれど、外の魅力には勝てず、キョンは長い声でニャーニャー鳴き続けた。そしてある日とうとう、ドアを開けた瞬間を狙って、キョンが弾丸みたいな速さで外に飛び出していってしまった。

キョンはその日帰ってこなかった。マンションの敷地内から出ないと思っていたけど、私の知らないところではこっそり敷地外にも出ていて、今回は敷地外に行ってしまったのかもしれない。実はうち以外に別邸があって、そっちに行っているのかもしれない。いたずらされていたらどうしよう。というか、交通事故に合っていたら? もう死んでるかもしれない。なんで外になんか出してしまったんだろう。通学途中、学校帰り、私はキョンを探した。探したけれど、全然見つからなかった。

4日くらいして、キョンはちゃんと生きて帰ってきた。

安心したのもつかの間、キョンはやっぱり落書きされていて、おまけに歩き方が変になっていた。埃っぽかったので風呂に入れて(思えばキョンは猫のくせに風呂もあまり嫌がらなかった)病院に連れて行った。
キョンは、後ろ脚の関節が外れてしまっていたようだった。何かにぶつかったか、蹴られたりしたか、着地に失敗したか、とにかく何らかの衝撃を脚に受けたようです、入院して安静にしたほうが良いでしょう、とお医者さんに言われた。

私は、いたずらをした犯人のせいなんじゃないか、と思った。姿は見えないけれど、油性ペンで猫に落書きをする犯人から、私にはとても理解のできない悪意を感じた。猫に落書きして何が楽しいんだろう。

脚をけがしてから、前くらいの勢いをもって外に出たがるようなことはなくなった。その代わりに、キョンはどんどんデカくなっていった。ちょっとした小型犬くらいだったら余裕で勝てるくらいの貫録が出てきて、猫なんだか犬なんだかよくわからなくなっていった。


そしてある日唐突に亡くなってしまった。


心臓肥大の原因は今でもよくわかっていないらしい。発症してから数年は無症状なので、私たちは気付くことができず、症状が出始めて初めて気付いて、もうその頃には後ろ脚の麻痺が始まっていた。要はもうほぼ手遅れだった。


いろいろ思うところはあるけれど、最終的にはいつも「キョンは幸せだったのかな」と言うところに落ち着く。うちみたいなところじゃなくて、もっと広い、庭とかのある一軒家にもらわれていれば、もっと長生きできたんじゃないかとか、幸せだったんじゃないか、とか。いたずらされることもなければ、脚をけがすることもなかったんじゃないか、とか。


この度、盲導犬が刺されたというニュースを受けて、こういうようなことを思い出しておりました。

ござるはラ行変格活用

2年前の映画るろうに剣心感想
http://d.hatena.ne.jp/denmega8/20120902/1346595282

2年前、映画るろうに剣心を観た感想をこのブログに書いているのですが、約2年後の今その続編であるるろうに剣心京都大火編を観ましたのでその感想を2年前と同じくこのブログにしたためようかと思います。どうでもいいけどるろうにけんしんって打って変換したら「流浪に検診」って出てきて検診って私がこの世で5本の指に入るくらい嫌いなやつね。流浪で検診やってるような奴は信用できないよ。ブラックジャックでさえ定住してるのに。



るろうに剣心京都大火編、結果から言うとすごくよかった。よかったんだけど私基本的にはお話とかあんまり覚えてなくてもうキャストしか見てないのね。だからちゃんと感想言うと「キャストがよかった」ってことになりますね。


佐藤健は申し訳ないけど前作から変わらず、ヒロインである武井咲より整ってるからどうしようかなと思ったよね。相変わらずござるござろうござれどもとか言ってたけど、そのござる口調に対して志々雄がちゃんと「ふざけた物言いはやめろ!」って突っ込んでたからあー志々雄って意外と常識人かも知れない、って思った。

あと神木くんね。私神木くんの話してると気持ちが高まりすぎて途中から神木くんのこと神木きゅんって言ってしまうくらいに神木きゅんのことが好きなんだけどどう? 気持ち悪い? お前こそ妖怪大戦争だなって感じ? 話変わるけどなんで神木くんっていつもにこにこしながらとんでもないことする役ばっかりやるんだろうね。どうでもいいけど。


お話覚えてないとか言ってたんですけど、ストーリーで1点気になることがありまして、なんで薫は来んなっつってんのにのこのこ来てしまうのかなって。前回も今回も剣心の足手まといにしかなってねえぞって。そこだけはちょっと気になった。私ちゃんと原作読んでないんでよくわからないんですけど、どうせこの薫ってやつは全編通してこんな調子なんだろうなって勝手に思ってる。


気を取り直してキャストの話に戻りますけど、十本刀の一人魚沼宇水を演じている村田充も気になってるんですよね。多分次回牙突でズバッとやられると思うんでセリフとか結構あるかと思うんですけど。この人今年37歳ですからね。目めっちゃデカいのに魚沼宇水だから目隠ししてますしね。おそらく伊勢谷友介と顔のジャンルが似てるんで隠さざるを得なかったんじゃないかと思うんですよね。


とにかく素晴らしかったですね。るろうに剣心


外印とか宇水とかは映画だと勝手にかっこいいお兄さんにされちゃってたりするんで、がっかりを防ぐために原作は一生読まない気がします。

ヒトノキモチ、カンガエラレルヒト、ナリタイ

普通に生活していてふと頭に浮かぶフレーズというものがありまして、今日の場合はそれが「お前、生きて腸まで届くタイプの乳酸菌の気持ち考えたことあるのかよ」だったんだというただそれだけの話をするためにこうやって文字を打っています。乳酸菌ってそもそもなんなの、って思うんですよ。乳+酸+菌。まず菌であることは確実じゃないですか。そんでそいつが酸性だってことでしょ。で、乳ってことは乳製品。もうヨーグルトしか思い浮かばないよね。酸っぱい乳製品つったらヨーグルトしかないもの。ここまで考えて初めてあ、あいつ菌だったんだ、って思うわけ。小さなころ公園で一緒に遊んでたアイツ、男だと思ってたけど今改めて考えてみたら女の子だったな、って気付く感じ。道理で連れション誘ってももじもじしてたわけだよ、ってな。
で、それと同時にヨーグルトって生きてるとか死んでるとかあるの、とも思うよね。死んだヨーグルトって言われると気分的にもやっとするものがあるけど、我々が普段から食べてるものはそもそも大概死んでるわけですから、肉だって魚だって野菜だってなんだって死骸なんだからね! そうやって考えると生きたまま腸まで届く乳酸菌の方が異端なんじゃないの、って思うわけだよね。
だいたい、生きたまま腸まで届いて何ができるのかという疑問があるんですよ。今までいた心地のいい場所から急にヒトの体内というわけのわからんところに放り込まれて、胃酸を浴びながら体が弱ったり時には仲間と死別したりして、そしてたどり着いた腸内フローラで善玉菌として働けって言われるわけ。捕虜じゃん。ビルマの竪琴みたく「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンヘカエロウ」って覚え込ませるインコもいなければそもそも帰れる場所もないわけ。もうしょうがないから善玉菌として働くしかないよね。腸内フローラを悪玉菌、日和見菌と共存しながら生きていくしかない。研究所で培養されて最終的な終着点が人体内の腸内フローラで陣取り合戦ですよ。戦わせるためだけに生まれて来た的な存在。古代ギリシャのスパルタみたいな感じ。いやちょっと違うけどでもなんかそんな感じのやつ。
もう疲れたし下らなくなってきたからやめたいと思うんだけど、もうここまで考えたら河川敷で「お前、生きて腸まで届くタイプの乳酸菌の気持ち考えたことあるのかよ」て言われても「ああ…あるよ…あいつらも俺たちと同じ、寂しい奴らだ…」って返したあと、抱き合って涙流しあえるわけよね。また私は一つ弱点が少なくなりました。


仕事捗らないしこんなことばっかり考えてしまう。もう人とちゃんとコミュニケーション取れる気がしない。もうおうちに帰りたい。

Mステ見て泣く日が来るとは思わなかった

BUMP OF CHICKENが地上波に出る、というニュースを聞いて、文字通り飛び上がったのは多分私だけじゃなかったと思う。だいたい、日本のバンドが音楽番組出るよ〜、ってことがYahooニュースになるってまずおかしいから。それぐらいすげえことだった。BUMPがミュージックステーションに出るってことは。


もう打ち込むのめんどくさいんでBUMPって略しちゃいますけど、中学生の頃の私の生活はBUMPが中心だった。BUMPが出る雑誌は全部買って切り抜いてファイルに保存したし、BUMPが出ているラジオは全部録音してテープが摩耗するまで聞いた。CDも全部買ってMDに入れてクソほど聴いて、聴きすぎてMDが擦り切れるから2代目のMDとかも作ってた。BUMPが毎週日曜日にやってるポンツカっていうラジオ番組があるんですけど、これについてはもうメンバーのやり取りを一通り暗唱できるくらい聞いていた。文字起こしとかしてた。その時間で勉強してたらもっと頭良かったかもしれない。インディーズ時代のDVDを探して駆けずり回ったこともあった。勉強しろ。

何がそんなに私を駆り立てたのか正直よくわからない。わかんないんだけどとにかく中学生の頃の私にとってBUMP OF CHICKENというバンドは神様みたいな存在だった。というか、思い込みかもしれないけれど私が思っていることを音楽とかインタビューとかで代弁してくれているような気がしていた。

積み上げるのは大変だけど、壊れるのは一瞬だと知ったのが中学生の頃だった。ゼロから積み上げて壊れてゼロに戻るのではなく、マイナス100,000,000,000になる可能性もある恐怖というか、そもそも積み上げていたと思っていたものがその実何も積み上がっていなかったことに気付く恐怖というか。中学生だった私はその恐怖から逃げたくて、まあ逃げたいとか言っても学校には通わなくちゃという意識はあったんだけど、人に近づいて傷ついたり傷つけたりしながら生きるよりも、誰にも必要以上に近寄らずにひっそり生きることを選びたいと思った。そのほうが怖くないから。

まあ要するに、BUMPの曲の中にTitle of mineという曲があって、それが中学生のころの私にとってどストライクだったという話なんですけど、え、この歌詞私いつ書いたっけ? ってくらいに余すところなく歌詞が私自身だった。いや、絶対的に思い込みなんだけど、当時の私にとってはまさに神業みたいな出来事で、こんな心を見透かすような曲を作る人には一生抗えないなと強く強く感じた。

そのうち他にも好きなバンドとかができ始めて、そんなにBUMPBUMP言わなくなっていったんですが、この間のミュージックステーションを見て、あの頃の感情が、あの神様の存在を感じたあの時の気持ちが一気に蘇ってきて、いい大人が大号泣した。これも全然思い込みだしそもそもなんでかはよくわからないけど、なんとなくあの頃の私が救われているような気がして、今までの自分を肯定されたような気がした。

気のせいでも思い込みでもいい。

雑記

勝手に決めるな、と言いたい。


先週はいつの間にかお客さんとの会議を入れられていて、その時間に次の日の訪問に必要な資料を作るはずだった私の計画は崩れた。この間は勝手に接待の予定を突っ込まれ、昨日も勝手に予定表に会議を入れられた。
私の行動を私の了承も得ずにコントロールしようとするんじゃねえ、と言いたい。


だいたい、勝手に決める人が多すぎる。幸せの基準とかは特にだ。
私は自分自身を幸せだと思っているのにグイグイもっと幸せになれるよ論を展開してくる宗教勧誘みたいな人の多いこと多いこと、そういう人がいなくなるだけでいくらかストレスも減るんじゃないかと思う。だいたい幸せなんて比較でしか測ることのできないふわふわしたものを、世話焼きなんだかなんだか知らないけど勝手にオリジナル物差しで計測して、辛いでしょとか寂しいでしょとか悲しいでしょとかもっとこうすれば幸せになれるよとか楽しくなれるよとか、私いつあなたに人生相談しましたか? 状態。私の気持ちを私の了承も得ずにコントロールしてる気になってるんじゃねえ、と言いたい。


私は私の好きなことしかしないし、好きなことばかりやってるこの人生は幸せだと思っている。そのせいで迷惑かけられてます、という苦情なら真摯に聞くけれど、そのままじゃダメだよぉ、みたいな話は本当に聞きたくない。うるせえなとしか思わない。お前は私の人生の赤ペン先生なのか? いつ採点しろと頼んだ?


自分と違う他人を否定することで自分が優位に立ちたいとか、自分を肯定したいだけなんじゃないの?

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最近はこんなことばかり考えている。他人に対して思っていることでもあり、自分に対して思っていることでもある。数値ではっきりと大小のわかることばかりではなく、多くのことはふわふわとしていて基準のないものばかりで、他の人や過去の自分と比較することでしかわからなくなってしまうことだらけだ。そこに否定されたくないとか優位に立ちたいとかの欲も混ざり合って、何だかわけのわからない何かに追い立てられているような、そんな気がしてならない。あなたのためを思って、なんて、何ておこがましい言葉だろう。そう言うことで自分を守っているのだ。自分しか守れない言葉を、あたかも目の前の人を守るかのように使ってばかりだ。


こんな格好悪い生き方しかできないんだろうか。四半世紀も生きてきて、こんな風にしか。

キモいって言われた方はな ずっと根に持ってんねんぞ

部署内の人間が私以外全員入れ替わるというミラクルが起こり、また新たな人間関係構築からスタートしている。何度でも何度でも立ち上がり言うけれど私は別に人見知りではない。私という人間を周りの人が見知るのである。

【休日の話をする場合】
「○○さんって休日どんなことしてるんですか?」
「この間は表参道ヒルズに行って原宿とかぶらぶらしてました」
「へー! 何しに行ってたんですか?」
光浦靖子のブローチの企画展見に」
「え?」
光浦靖子のブローチの企画展見に」
「へ、へー…」

『男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展』
http://www.wwdjapan.com/life/2014/05/25/00012053.html


【映画の話をする場合】
「この間アナと雪の女王観に行ったんですけど、歌ハマっちゃいましたよ」
「ああ、私も観ました。歌すごい良かったですよね。ストーリーはラプンツェルの方が好きでしたけど」
「へー! 結構観てますね。○○さん映画好きなんですか?」
「話題作はとりあえず観たいって感じですねー」
「ふーん。今ちなみに観たい映画ってなんですか?」
「チョコレートドーナツ」
「え?」
「チョコレートドーナツ。単館。」
「何て?」
「だから、チョコレートドーナツ」

『チョコレートドーナツ』
http://bitters.co.jp/choco/


【漫画の話をする場合】
「最近面白い漫画ないかなーって探してるんですけど、何かおすすめの漫画あります?」
「あれ面白いですよ。弱虫ペダル
「あー名前聞いたことあるかもしれない。どんな話なんですか?」
「自転車めっちゃこぐ話です」
「はあ」
「だいたいストーリーの中の9割5分くらいは自転車こいでますね」
「それ面白いんですか」
ONE PIECEだってストーリーの中の9割くらいは海か海的なところにいるでしょ」
「それとこれとは違うんじゃ」
「同じですよ」
「乱暴」


弱虫ペダル
http://ja.wikipedia.org/wiki/弱虫ペダル


【音楽の話をする場合】
「この間フェス行ってすごい筋肉痛になりました」
「えっ、○○さんフェスとか行くんですね。どんなバンド出てたんですか」
ウルフルズとかきゃりーぱみゅぱみゅとかPerfumeとか」
「へー!」
MAN WITH A MISSIONとかサカナクションとか」
「あっ知ってる! いいなー! 楽しそうですね!」
「楽しかったですよ。ウルフルズでガッツだぜ! コールしたりとか」
「うんうん」
「あと40代で死にたい」
「えっ」
「他のバンドでは40代で死にたいって叫びました」
「えっ…へえ…」

『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL2014』
http://metrock.jp/


【ゲームの話をする場合】
「今度ウイイレ大会するんだけど来る?ってかゲーム得意?」
「ゲーム好きですけど、ウイイレは苦手なんですよね」
「へー、ゲームやるんだ。どんなのするの?」
「最近は時間がなくて全然できないんですよ。キャサリンアサシンクリード2PSPペルソナ2メガテン4がプレイ途中で」
「何語?」
ポケモン新作はYを買ったんですけどこれも一旦チャンピオンロードで止まっちゃってます」
「そこまでいけばいいんじゃないの?」
「厳選やってみようかなと思ったんだけどそれも時間なくて保留になっちゃってるし」
「厳選って何?」
「先輩からレーシングラグーン借りたのにこれも全然できてないし」
「なんで時間ないのに借りるの?」
「そんなんなのにこの間ペルソナQ買っちゃったんですよ。発売して3日も経つのにこれも進められてないですね」
「ちなみに3日間で何時間やったの」
「15時間くらいです。社会人になると時間なくて嫌ですよね」
「キモい」
「ちなみにこの世で一番好きなゲームはゼルダの伝説ムジュラの仮面です」
「聞いてないしキモい」


ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nzsj/



孤独死する未来しか見えない