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社内備品とうなぎパイ

アニメとか漫画とかゲームとか映画とか

チーズを使った料理をもれなくレンジで大爆発させるアビリティを持つ私である

食堂でAランチを食べている私に同僚が「ああやっぱりそうだよね、岩さんは今日絶対A選ぶと思ったわ」と声をかけてきてああそうだ私はこの同僚に心を読まれているのだと唐突に思い出した。同僚は私が選ぶ定食をひそかに観察していてある程度の傾向をつかんでいるらしく、その的中率はほぼ100%と言っても過言ではない。私がメニューを選ぶ前に私が選ぶであろうメニューを指摘してくるレベルにまで達している。ランチ占いとかやったらいいんじゃないだろうか。私しか当たらないし私しか利用しないし、ていうか私もそこまで利用しないと思うけど、「今日のカレーはタイカレーだよ」って言われたりとかしたらなんかタイカレーの列に並ぶ気がする。だって私はタイカレーが好きだから。

とにかく今日、そんな同僚と昼ご飯を食堂で食べていた昼下がりのことである。「やっぱ女の子ってのはァ〜、かわいさときれいさとが同時に成立してる子が俺的には好きだよねェ〜」という声が聞こえてきた。なぜかそこだけめちゃくちゃ明確に聞き取れた。Aランチのメインはチキンチーズカツで、それを私は夢中でまりまり食ってたわけだけど、そこだけはっきりくっきり聞こえたので、思わず箸を止めてしまった。
声はすぐ隣から聞こえてきた。私の隣に座る男が「やっぱ女の子ってのはァ〜、かわいさときれいさとが同時に成立してる子が俺的には好きだよねェ〜」と言ったのだ。何がやっぱなんだ。その50Aの歌詞みたいな文章はなんだ。誰に語りかけてるんだ。と思ったら、隣の男は向かいの女に話しかけているようだった。辛うじて電波さんではなさそうでよかったけれど、男の向かいに座るかわいさもきれいさも成立していない出っ歯の女はこの男の「やっぱ女の子ってのはァ〜、かわいさときれいさとが同時に成立してる子が俺的には好きだよねェ〜」という発言をどうとらえているのだろう。
男の方も確認しよ〜、と思ってちらっと見たら全然かっこよくない普通のおっさんでちびるかと思ったけど私は大人だからすんでのところで止め、落ち着いてみそ汁を飲みながら静かに隣の男女の会話に耳を傾けましょうね…と思ったんだけど、なんかそのあと全然聞こえなくなったので食べることに集中することにした。チキンチーズカツはうまい。