社内備品とうなぎパイ

アニメとか漫画とかゲームとか映画とか

無題

人間を作っていくのは間違いなく環境だとか周りの人間だとかそういう後天的な要因が大きいと思うけれど、その後天的要因を受け止める受け皿は先天的なものでできていることが割と多かったりして、同じ環境で育っても全く違う考えを持つ人間が出来上がるのはつまりそういうことだと思う。


私はどこまでいっても家族というものがわからない。


中卒で小心で自尊心だけはやたらとある男と、職人肌で極論好きで思っていることが口に出せない女の間に私が生まれ、その4年後にはまたもう一人女児が生まれ、今に至る。

一般的な普通の家族の記憶っていったいどういうものなんですかね。私にはそういうものがないのでよくわかりません。物心ついたころには私はウスノロで間抜けで他人をいらいらさせるような子どもとして生活していました。言われたことができないので父親からよく怒鳴られましたし、何をやっても失敗ばかりするので父親からよく殴られました。箸はいつまでたってもうまく使えないし、食べ物はしょっちゅうこぼすし、そのくせ親に対して生意気な口をきくし、いろいろな理由で本当にしょっちゅう殴られたなー、という記憶しかない。そのせいで高校生になる手前くらいまで大人の男の人がすごく怖かったです。あいつらすぐ殴る、って思ってた。保育園の時からずっとそうやって育てられてきたらそれは恐怖心も植えつけられるでしょう。大人の男の人がちょっと手を上げるしぐさをするだけで体を縮こませるようなそんな少女時代を過ごしてきました。

この場合、先天的なのは私が「ウスノロで間抜け」ってところだと思うんです。で、環境っていうのが「すぐ殴られる」ってところで、それによってできた後天的な性格が「男の人が怖くて体が縮こまる」ってところね。ナメクジかなんかかよ。
この場合、私の先天的要素によって環境が呼び起されているところもあるからなんかもうすでに言ってることがめちゃくちゃだね? って感じなんですけど、私が何を言いたいかっていうとぶっちゃけた話父親が嫌いだよってことなんですよ。前置きなんてどうでもいいんだよ。私はこれが言いたかったんだ。
中学生のころに私父親から親子であることを拒絶されまして、もうお前のことなんか知ったことじゃないみたいなこと言われたんですけど、まあなんかそれまでもやっぱり殴られたりとか汚い言葉を浴びせられたりとかする中でもしかしてお父さんって私のこと嫌いなんじゃないかって薄々気づいていた節はあったんですけどまさか本当にそうだったなんてね! 嫌われてるのがわかっててなおそれでも好きでいられるほど私の心も強くないので、といった感じでその時から私には父親と呼べる人はいないんですよ。私は私の心を守るために父のことを嫌いになりました。

父は私以外の家族のことも拒絶したので、順当に行けば離婚だよねーってなると思うんですけど不思議なことに父と母は離婚はしてないんですよ。本当に不思議。私の中では世界の七不思議にカウントされてる。今でも思い返すとウワッってなるんですけど、母は父に顔を蹴られて目から血を流したことがありますしつい最近もノートPCで顔殴られてデカい傷負ってましたからね。どうなってんだよこの世界。これが地獄じゃなかったら地獄ってどんなに厳しい場所なんだろうと思う。漫画の夫婦喧嘩の描写で皿を投げるって言うのがよくあるかなと思うんですけど、実際皿って投げられたことあります? 私あるんですけど、大人の男の人が投げる陶器の皿ってマジで破壊力ありますよ。運よく直撃しなかったので私今生きてますけど、直撃した木の椅子、皿刺さってましたから。直撃してたら私の肩口に皿が刺さってたってことですから。生きててよかったね、腕失くしてなくてよかったね、っていう、マジでそういう感じですよ。

そんな修羅のような家庭にいたもので、私家族というものがわからなくて、家族にプレゼントしようとか、父の日に何かしてあげようとか、誕生日に何かしようとか、悩んでること家族に相談しようとか、本当にマジでわからなくて、最近本当に自分終わってんなって思ってるんですよね。他人の好意すらわからない。自分が欠陥商品のような気しかしない。どこかが完膚なきまでに壊れているという感じがある。そういう感がある。今までは取り戻せると思ってたけど、ここまで生きてきてわかったのは、多分これ取り戻せない可能性がめちゃくちゃ高いなということで、そう気づいてしまって私は今悲しみとも妬みとも何とも言えない感情を抱いているんですけど、このまま誰も傷つけずに静かに死んでいけたら一番いいのかもしれないと、あきらめのうちにそう思っています。