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社内備品とうなぎパイ

アニメとか漫画とかゲームとか映画とか

ありたちはきぜわしくゆききし

水っぽい道を歩きながら曲を聴きながら今日するべきことを考えながら、飽きもせず、いや、本当は飽きているんだけれど飽きていないふりをして、毎日同じ道を何度も何度も繰り返し繰り返し通ってはいつもと違う何かを探して生きている。毎日同じ時間の電車に揺られて、毎日同じ場所で仕事をして、毎日同じような処理をして、毎日同じ場所に帰り、毎日同じ場所で眠る。


まるで頭がおかしいみたいだ、と思った。


私は何のために生まれてきたのでしょう、と誰かに問いたい。だけど誰に問うたらいいのかがそもそもわからなくて、というか私は別に答えが知りたいわけではなくて、ただ一緒に答えを探してくれる人を欲しているだけなのだ。私と一緒に同じことを繰り返し繰り返す人を求めているだけだ。


ああ そうだったのか と
すべてがふにおちて
しんでゆくことができるだろうか
谷川俊太郎 「忘れっぽい天使」より)


寂しい、という感情はよくわからないけれど、ふとした瞬間に襲い掛かってくる空しさとも悲しさともいえない、どこまでも広がっていくような漠然とした虚無を寂しさだというのなら、私はいつだって感じている。私だけじゃない。多分みんな感じているんじゃないんですか。だからみんなわけもわからず繋がり合おうとするんでしょう。だから私は、ここにはいない誰かを求めているのでしょう。


誰が隣にいたって寂しい時は寂しいのよとあなたは言う。寂しさが原動力となって人は人を求めて歩き回り疲れ果てて眠る。広大な虚無と締め付けられるような痛みを抱えてまた同じことをずっと繰り返す。繰り返し繰り返すこと、小さな歯車がやがて大きな歯車を回すように、そうやっていずれ広大な虚無を埋められる大きな存在を運んでこれることを信じている。


というか、信じてないともうやっていけない。