社内備品とうなぎパイ

アニメとか漫画とかゲームとか映画とか

最初は大きめのダニかノミだと思った

転職して早1か月、環境には慣れたが仕事には慣れず、というか人見知りが激しすぎて人とまともな会話をすることができない。
人見知りには2種類あると思う。一つは慣れていない人とは話せない人見知り、もう一つは慣れていない人に必要以上に話しかけてしまう人見知り。今回の転職において、私の人見知りは完全に後者、距離感がわからず必要以上に話しかけてしまううざいランキング第1位の人見知り。私もっとしゃべらない人間。醸し出す雰囲気だけで語る人間。表情も変えないので前職では動物と呼ばれていた。今日は機嫌がよさそうだね、みたいな感じで上司に話しかけられていた姿はまさに爬虫類館のイグアナ。

そんな私が今はテンパりながら人と会話する日々を送っている。自分で自分の目がロンパっているのがわかるくらい焦りながら生きているのでおそらくこのままゆっくりと死んでいく。もう何か喋ってないと落ち着かない。「そんなの家庭内暴力の連鎖と一緒ですよ!」といった記憶だけ鮮明に残っている。そんなの、が何を指すのかはさっぱり思い出せない。こうやって日々刹那的に思いついた言葉を声に出してアウトプットするだけのまるで機械人形のような人材に成り果てている毎日、私は非常にストレスフルですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

ストレスフルとか言ってるけど楽しいは楽しい。やりたいこと出来てるし、チームの人たちは皆いい人たちだし、いろいろ問題点はあるけどそんなのどこの会社でも何かしら問題点があるのは一緒だし、全然いい。いいんだけど、何というか心というよりは体の方がストレスを感じているらしくて、入社10日目あたりから腹部に謎の腫れ物ができてしまった。最初は虫刺されかな、と思ってムヒ塗ってたんだけど全くもって効き目がなく、うつ伏せになると圧迫されて最高に痛くなるというどう考えても痛みを伴う本物の腫瘍・オブ・ザ・腫瘍の様相を呈するようになり、自分自身のストレス耐性のなさを先々週末に嘆いた。

無脊椎動物並みに環境変化に弱い生き物だということが四半世紀とちょっと生きてきた今確実になったところで、とはいえ今の環境に順応する他生きる術はなく、私は腫瘍にオロナインを塗りながら毎日眠りにつくほかできることはない。今回の件で、オロナインからシナモンの匂いがすることに初めて気づいた。せめてこうやっていろいろなことに気づきながらゆっくりと死ぬ。