社内備品とうなぎパイ

アニメとか漫画とかゲームとか映画とか

12月もそろそろ中旬になろうとしていて

もう今年も終わりだなんて月並みなことを言いながらいつもと変わらない毎日に安心しいつもとは違うことが起こらないかと期待する。いつも同じ場所に通って同じ場所に帰って同じような人たちと同じような話をする。それは幸せなことでもあり、退屈なことでもあって、だから少しでもいつもと違うことが起こらないかななんて考えたりして、そういえばと自分が今年で転職することをふと自覚し、そこが去年と違うところだな、などと一人ひそかに満足する。
街は日毎人工的な輝きを増し、きらきらと光っている。この時期の街の明かりほど、不思議な気持ちになるものはない。私の心がひどく落ち込んでいようと、反対に高揚していようと、普段とは違う街の明かりに心は平らかになり、一定のところへ落ち着く。なんだかスッとどうでもよくなってしまう。後ろ向きではない意味で。


クリスマスだから厳かになるとか、別にそういう小難しい理由ではなくて、これはおそらく今まで培ってきた私の習慣というか、1年間というスパンで考えたときに気持ちの整理をする時期っていうのがちょうどこの時期で、イルミネーションを見るとそういうモードに入るみたいなそういうことなんじゃないかと思う。今年を清算するみたいな。確定申告的な。そういうやつ。こういうことあったな、ああいうことあったな、これは悪かったけどあれは良かったな、総合的に見たら今年もまあまあ良かったんじゃないかな、みたいなやつ。


局所を細かく観察する虫のような目と、大所を俯瞰的に広く見る鳥のような目とを使い分けて生きていかなければ、誰だってしんどくなってしまう。悪いことばっかりだった気がする年でも全体的に見てみるとそんなに悪くなかったりするし、その逆もまた然りだけど、いつだって自分が良いと思う方しか選んでこなかったはずだから、総合的に見れば良い方に向かっているに決まっているのである。自分を肯定するための、それを確認するための、リマインドとしてのイルミネーション。だから私はこの時期の街の明かりを見ると少し安心するのかもしれない。