社内備品とうなぎパイ

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夕方5時とシエスタ制度

夕方5時、窓を見るともう外は暗くなっており、日が短くなったなあと感じる。こういう時いつも思う。だからお家に帰ろうって。


良い子は5時で帰りましょうと言われながら育った。小さなころはどんなに夢中でも、どんなに手が離せなくても、5時のチャイムが鳴ったら強制的に家に送還されたものだ。今はどうだろう。寝ても覚めても残業、分け入っても分け入っても書類の山、どうあがいても絶望。大体いつも気づいたら夜の9時になっていて驚愕する。夜の9時って帰るどころか良い子は寝る時間じゃんね。寝かせろよ。スヤッピースヤッピーと。


シエスタ制度を取り入れてほしい」と、海外の事例や昼寝と業務効率化についての研究結果を交えながら弊社執行役員に直談判した猛者がいる。「グローバル化が叫ばれる昨今、ヨーロッパの慣習をすんなり受け入れられないようではこの厳しい現代社会において勝ち残ることはできません!」と猛攻をかけるも、「いや、スペインでも次々に廃止されてるからね」という一撃必殺を食らい撃沈、2013年11月現在でも弊社内ではシエスタ制度は夢のままである。


働きたくないわけではない。無気力になってしまうほど疲れたくないだけ。休みの日を休みの日として思い切り満喫したいだけ…! そのためには、平日脳みそを溶かしてまで仕事するべきじゃない。


まあ休みって言っても、この間の日曜日なんかは劇場版のまどマギ観て終わったよね。元気だったらそのあとバーベキューとかやるけど、元気じゃないからまどマギ観て「わけが分からないよ…」とか「こんなのってないよ…」とつぶやいているだけでした。


何が楽しいのかわかんないけど、今日有休取って早く帰ったのに結局家から仕事のメール打ってるし、取引先に電話してるし、有休ってなんだよ、と思ってる。うちの部署の人はみんな死んだような顔してるんだけどこれが社会なのか。ピーターパンじゃなくてもネバーランドに行きたがるわ。


中途半端に知恵あるくらいならとんでもないバカになったほうが相当生きやすいと思う。こうやって種族はゆっくり絶滅していくのかもしれない。