社内備品とうなぎパイ

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凄惨な事故と月末金曜日

何をやってもうまくいかない日がある。まさに今日がそれだと思う。こういう日は早く帰って寝るに限ると思うんだけど、残念ながら月末の金曜日に早く家に帰れる術を私は知らない。仕事に追われ、私は避けることができなかった、あの凄惨な事故。未だに痛みを伴うあの出来事の辛さに、私はまだとらわれている。


本日、月末金曜日、緊急の対応が多く、通常業務が滞り、催促の電話がかかってくる。対応するも、焦りすぎて何を言えばわからなくなり、「こんにちは、お疲れ様です、お世話になります、Iです」というおはこんばんちはみたいな挨拶をしてしまい、相手に心配された。ここがペンギン村ならどんなに気楽だろう。ガッちゃんが私の社用PCをバキバキ食べてくれたら…

お昼を回って午後3時、ひと段落ついたので昼ごはんを食べなければ…と思い、先輩と立ち食いそば屋へ向かった。午後3時は昼ごはんの時間ではなくおやつの時間だった気がするし、社会人になってから昼ごはんをまともな時間に食べた記憶がない。そばを注文した後、先輩とこの世界の生きにくさについて話していると、そば屋の親父がおまち! と言いながらカウンターにそばを置いた。それを取りに行こうとした時に、あの凄惨な事故が起こったのである。

事故っていうか、簡単に言うとコケた。立ち食いそば屋の狭い店内ですってんころりんコケた。とっさに体を反転させ、尻から床に落ちたため着地した姿はテディベアみたいになった。カウンターまで来てた人間が急に消えたので、そば屋の親父が一番びっくりしてたと思う。

親父とおかみさんと先輩が「大丈夫!?」と心配してくれたのに、恥ずかしすぎて「ウヘエ…ダイジョブッス…」と気持ち悪い返答しかできなかった。何年ぶりに転んだだろう…と感慨深くなるも、そのうち尻の痛みが思考の8割程度を占めるようになり、そばの味がわからなくなり、箸を持つことすら難しくなり何度もかき揚げを取り落とすこととなった。
その凄惨な事故の後、集中力が切れてしまう奇病に侵されてしまったらしい。今すごい。本当に何もしたくない。多分尻を打った時に集中力が全部出ていっちゃったんだと思う。もう無理! 帰りたい!


みんな、帰ろう!!!