社内備品とうなぎパイ

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2次会と妖怪人間

今月末、職場でお世話になっている先輩が結婚するということで、私は2次会から呼ばれることになった。
2次会には弊社社員のほとんどが参加するらしい。多分すげえうるさい。
先月も職場の別の先輩が結婚式を挙げ、披露宴に弊社社員30名弱が参加したのだが、あまりにもうるさすぎて社員何名かがいろいろな大人に怒られていた。

とにかく今月末に結婚式があって2次会がある。2次会幹事(先月式場で怒られていた社員)がなぜかわからないが「元社員を呼びたい」と言っていたので、私は1年前に辞めた同期に連絡を取った。

私の同期で弊社を辞めてしまったものは2人いるのだが、1人は今日本にいるのかわからないため、確実に日本にいると思われるもう1人の方に文明の利器LINEを使い、見事なフリック入力でメッセージを送った。


私『ヘイ、ボーイ! ●月●日に○○さんの結婚式の2次会が横浜であるんだけど来れる?』
同期『え、○○さん結婚すんの? おめでとう! 2次会は遠慮するけど!』


この素早さである。


同期は松田翔太にも似ているし妖怪にも似ている。ぬらりひょんねずみ男をシェイカーに入れて軽く振り、松田翔太を麺棒で叩き伸ばしたものとこね合わせれば同期ができる。あと稲中卓球部の前野にも似ている。


稲中の前野

彼は弊社にいたころから、自分のやりたくないことは絶対にやらない男だった。ここで引いたら負ける。


私『いやいやそんなこと言わずに! おいでよ!』
同期『えー。。わかったよ。』


そしてこの素早さである。


多分ドタキャンするんだろうな、と思いながら、彼が初対面で「タケコプターが付いたiPhoneケースって売れそうじゃない?」と言ってきたこと、彼がパワーポイントで作った卑猥な図を見て大爆笑していたあのころを私は静かに思い返していた。