社内備品とうなぎパイ

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モテカワ女とサブカル女

大学生の頃、女性のファッションはCanCamAneCanといったOL向け赤文字系雑誌に毒されており、
キャンパス内にはキラふわ愛されモテカワ女子が溢れていた。


今はもう絶滅したのか姿をまったく見ませんね。
私、もともとファッション誌というものがあまり好きではありませんでした。
というより、ファッション誌を信じきって服を買っている人が好きではありませんでした。
ファッション誌を読んで服を買うような人は、要は自分の本当に好きな服がない人というわけですから、
ポリシーも何もないわけで、ただ流行に流されるまま生きているだけの薄っぺらな人間に思えたのです。


キャンパス内をモテカワ愛されエビ系女子が闊歩してたのを当時イライラしながら観察していましたが、
今は今で黒縁zoffボブヘア自意識過剰サブカル系女子がぺたぺたアヒル口で歩いてるのかと思うとそちらもイライラします。
いやまあ実際、instagramに猫や花や空の写真を投稿する系ロキノンビレバン女子が大学に実際にいるところを見たわけではないのですが、
なんか最近めちゃくちゃ「サブカルチャーに造詣が深い私ってイケてる」みたいな人が増えてる気がします。
そういう人の言うサブカルチャーってせいぜいももクロまどマギ浅野いにおくるり大槻ケンヂ止まりだと思うんです。
もうすでに多くの人に受け入れられてるサブカルチャーでしょ。それは。
自称サブカル好きに好まれてるサブカルチャーはすでにサブカルチャーじゃないでしょ。
本当にサブカル好きなら「甲冑好きで新聞取り始めちゃった☆刀剣春秋っていうんだけどー」くらいのこと言えよ。
大学でデカいリュックしょって前髪ぱっつんヘッドフォンでセカオワ聴いてる女はサブカルをファッションにしてるだけ。
そういう人と街ですれ違うたび、どうせディズニーランド好きなんだろ? と思う。


本質的に昔のモテカワ女と今のサブカル女ってすごく似ていると思う。自分を表現する術がないという点で。