不審者と小学生女子
一日中パソコンの前で作業しているので、
昼休みくらいは外に出るようにしている。
外と言っても大抵行くのは本屋で、何を買うでもなくふらふらして会社に帰る、
という毎日を送っている。
ふらふらの仕方も店内をぐるりと一周してから今度は舐めまわすように本棚を見て回る、という
気持ちの悪い方法+買物はほとんどしないという迷惑すぎる客のため、
多分本屋の店員には不審者として警戒されているのでは、と最近思う。
で、今日は本屋で小学生女子が「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」買ってた。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(1) (ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: 谷川ニコ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/01/21
- メディア: コミック
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漫画が市民権を得た今でも「漫画は教育によくないもの」という考え方はあると思います。
しかし、例えば「ONE PIECE」を読んで仲間との絆を深めたいと思ったり、
「クッキングパパ」を読んで料理を始めたり、
「もやしもん」を読んで普段気にも留めない菌に興味を持ち苦手な納豆を食べてみたり、
「のだめカンタービレ」を読んでクラシックを聴き始めたり、
「火の鳥」を読んで因果応報を噛みしめたり、
「はちみつとクローバー」を読んで何かせずにはいられなくなり髪の毛をバッサリ切って自転車であてもなくさまよったり、
まあONE PIECEから後は全部私のことなんですが、そういうことはあると思うんです。
漫画をきっかけに人生が広がるというか、そういうことはあると思うんですね。
だから私は漫画については割と寛大というか、むしろみんなどんどん読めばいいじゃん、みたいなそんなスタンスなんですけど、
小学生女子が「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」読むのって不健康じゃね?
小学生はモテとか気にしなくてもいいよ…半袖短パンで公園で走り回ってりゃいいじゃん…
いや100歩譲ってモテ気にしてもいいけどさ、読むのはそれじゃないだろ?
君に届けとか、そういうのだろ…?
やだよ…小学生が「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」って思ってるのやだよ…
そんな社会やだよ…
って昼間は思ってたんだけど、思えば私は小学生で週刊現代読んでたような子どもだったから、
完全なるお前が言うな状態だった。特命係長只野仁読んでた。
- 作者: 柳沢きみお
- 出版社/メーカー: Bbmfマガジン
- 発売日: 2011/12/03
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小学生が読む漫画じゃなかった。